お客様を悩ませる問題:

"中国において信頼のおけるITアウトソーシングパートナーを探すことは難しく、かつリスクも大きいでは?"

"社内予算がますます少なくなる一方で、IT開発のニーズはますます大きくなっている。"

"言葉と文化の違いにより、プロジェクトの目標と方向性をスムーズに伝えることができない"

"中国においてビジネスを始めたいが、知的財産管理とセキュリティーに懸念を感じる"

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主要エネルギー会社ADM事例

米国エネルギー企業 – 中国のオフショア技術市場にの新しい活力を与える参入
これは、hiSoftのヨーロッパおよび北米での初めてにして最もやりがいのある長期的取り組みについてのケーススタディです。この取り組みでは、米国エネルギー企業のサポートシステムを維持するための正規サービスとソリューションの提供が行われることになりました。
クライアントは水の利用と制御分野での世界的な企業であり、150年以上にわたって水力発電や治水業界に機器を供給してきました。クライアントは世界中の発電所や治水施設にサービスを提供するとともに、世界最大かつ技術的に最先端の水力タービン、水圧ゲート、発電機および弁を設計・製造しています。中国では、クライアントは全機械の水圧設計およびタービンと発電機の供給を担当する三峡プロジェクトに深く関与しています。
フォーチュン100企業に選ばれているクライアントは、ベンダーのセキュリティ、ネットワーク、プロセス、およびリソースなどの要素に関して頻繁に監査を行い、それぞれのベンダーがクライアント本国で維持している品質レベルを確保しています。クライアントのカナダのベンダーがクライアントのサポートシステムに対してグローバル デリバリー センター基準 (GDC基準) の導入で問題を引き起こした際に、経営管理部門ではそのベンダーの契約を打ち切り、よりコスト効率の良いソリューションシステムの開発を期待して、アジアのプロバイダーへの外注を検討し始めました。
このサポートシステムは、クライアントの米国、カナダ、ヨーロッパ、アジアおよびヨーロッパでの供給に対する中心的機能およびプロセスのプラットフォームとなるものです。その機能は、財務からエンタープライズ リソース プランニング (ERP)/製造リソース プランニング (MRP) の範囲に渡っています。クライアントにとって、GDCはITソフトウェア アプリケーションおよびGEからサードパーティITベンダーまでのメンテナンスのアウトソーシングを意味します。
適切なパートナーを見つける
2004年3月に、米国のエネルギー企業は中国でプロジェクトを開始し、プログラム開発、アプリケーションのテスト、システム メンテナンス、および24時間のテクニカルサポートなどのソリューションを提供できるパートナーを探しました。
この米国企業は同社の品質基準を完全に満たす新しいプロバイダーを求めて、世界の水力発電と治水施設で最も複雑かつ高度なシステムを管理できる中規模のチームを探し始めました。要求される技術的スキルには次のものが含まれます。
• アプリケーション サーバー (BEA Weblogic)
• DB (DB2、Oracle、MS SQL Server、MS Access)
• DB関連技術 (データ ウェアハウス、データ マイニング、データ マート、パフォーマンス微調整)
• C/C++、Java/J2EE、Delphi、VB、COBOL/JCLなどのプログラミング言語。
米国エネルギー企業内で協力するhiSoft
米国エネルギー企業にとって最もクリティカルな問題は、「どうしたら能力のある外注ソフトウェア会社を確保できるか」というものでした。同社では、インドと中国の主なITアウトソーシング プロバイダーに見積依頼 (RFP) を送付し、68の質問事項に回答する提案書の提出を求めることにより、選択作業を開始しました。この質問は、国内/海外のオンサイト モジュール、ERP/MRP、スタッフ計画、高度なコンプレックス スキルセット、リスク/品質/プロセス管理方法、およびコミュニケーション計画の組み合わせを調査するものでした。
中国ベースのプロバイダーであるhiSoftにとって、これはヨーロッパおよび米国市場に参入する絶好の機会でしたが、いくつかの課題も存在しました。その1つに、成熟したインドのアウトソーシング市場に比べて、中国はレベルが低いと考えられていたことです。このクライアントが過去に提携したパートナーはすべてインドの会社であることは記録に残されています。Tata、InfoSys、Birlafostなどの会社は成熟した統合システムを持っているとともに、業界の有名企業との作業にも豊富な経験を有しています。hiSoftやその他の中国ベースの企業は、どうしたらこのような競争相手に勝つことができるでしょうか。第二に、on-site、on-shore、off-shoreという三つのモジュールすべてに対して、グローバル デリバリー基準を直ちに満たすことは、大きな課題であることを意味していました。
hiSoftのコンサルティング チームは最高の提案書を提出する決心をし、パッケージ ソリューション全体に実現する必要があるクライアントの基準に重点的な調査を行いました。大方の予想に反して、クライアントは2004年4月にhiSoftに2年間の契約を与え、これによって予算内でクライアントが予期した結果の実現を約束することになりました。hiSoftの onsite-offshore デリバリー モデルは、証明済みのプロジェクト デリバリー方法を使用してプロジェクト デリバリーの品質とコストを最適化し、使用可能なグローバル ボイス/データ接続の活用を実現しました。
計画の展開
hiSoftでは、off-shore モジュールと on-site モジュールを統合する観点から、プロジェクトのサポート チームを構成するためにスタッフの配属を率先して行いました。モントリオールのクライアント本社でのミーティング後に、5人のコンサルタント (デリバリー マネージャ1人と、ビジネス アナリスト、ERP/MRP、データ ウェアハウス アナリスト、データベース管理者の肩書を持つシニア コンサルタント4人) がモントリオールのオンサイト サポート グループに任命されました。一方、海外チームが第二のアウトソーシング都市である大連に編成されました。海外チームには次のような技術グループが含まれていました。
• AS400ソリューション チーム
• DB (DB2、Oracle、MS SDLサーバー ソリューション チーム、データ ウェアハウス ソリューション チーム)
• ERP/MRPソリューション チーム
• Java/J2EEソリューション チーム
• C/C++ ソリューション チーム
クライアントのビジネス アプリケーションにサポートを提供するため、海外チームのメンバーはさらに次の二つのチームに分けられました。
• クライアントのアプリケーション メンテナンスとサポートPSA AS 400チーム
• クライアントのアプリケーション メンテナンスとサポート チーム
スタッフ配置のプラットフォームが設定されると、hiSoftとクライアントのチームは計画を、品質/リスク/コミュニケーションおよびプロジェクト管理の工程に分割しました。同時に、中心となるチームはクライアント/hiSoft のコミュニケーション計画を作成し、オンサイト/海外チームとともに、開発チームと品質保証チーム (下図を参照) を設立しました。
水応用デリバリ マネージャー兼業務関係マネージャー
(一人、オンサイト職員) アプリケーション チーム
(九人) Onsite Tech Consultant (1) Offshore Consults (8) AS 400チーム(五人) Onsite Tech Consultant (1) Offshore Consults (4)
引き継ぎ
このケーススタディのプロジェクトは、本来はカナダのクライアントのベンダーにより設計されたシステムの一部であるという特殊性をもっていました。すべての設計コンセプトを完全に引き継ぎ、システムを効率よく次のレベルに移行させるため、hiSoftのクライアント チームは実際の引き継ぎを行う前に4つの計画段階を検討しました。
最初のステップはクライアントの前のベンダーとのミーティングで始まりました。このミーティングにより、新しいチームは今後の開発のためにすべての機能仕様書や技術書類を収集・復元し、現在のアプリケーションへのアクセスを入手し、ビジネス プロセスの知識移転 (KT) 計画を完了することができました。
第二段階では、システムに適用されるスキルセットが準備されました。hiSoftのクライアント チームは、プロジェクトに必要なサードパーティ製のソフトウェア、パッケージ、ツールに関する知識の取得に成功しました。また、アプリケーションの重要度と機能に関するビジネス分析のプロセスとともに、フロントエンドとバックエンドのコンポーネント、インターフェイス、システム入力/出力を迅速に決定しました。特に注意したのは、アプリケーションで使用されるソースコード要素とドキュメンテーションでした。
第三段階では、パイロット サポート サービスに関するテスト プロセスが設定されました。将来のプロセスにおけるリスクを軽減する観点から、hiSoftのクライアント チームはテストランに使用できるパイロット システムを設計しました。クライアントの承認と旧ベンダーの承認を得た後、hiSoftでは多くの時間をかけてサンプル ケースの選択とテストを行いました。一方、同チームでは、年中無休のシステム メンテナンスに対するクライアントのニーズを満たすために、クライアントが24時間週7日のサポート モデルのパイロットおよび連続テストを定期的に見直すことができるトール ゲイト プロセスも設計しました。正式なサポートは、パイロットランが終了し、クライアントから移転承認を受けてから開始されました。
第四段階および最終引き継ぎ段階は、ソフトウェア配置、アプリケーション テスト、サービス実行、および結果報告が淀みなく実施されました。クライアントとhiSoft クライアント グループの間のコミュニケーションは続行され、サービス レベル契約 (SLA) の検討が隔週単位で行われました。
成果
24ヵ月間のプロジェクトで、hiSoftはテスト期間の直後に6シグマのコンセプトをプロジェクト マネージメントに導入しました。グループはCMM 5スタンダードの評価でそのサービスを大幅に向上し、クライアントから非常に肯定的なフィードバックを受け取っています。クライアントのGAMSによる統計では、FTR (最初の権利。新機能の場合は最初のリリース) は98%を超え、OTD (予定どおりのデリバリー) は99%以上、OTR (予定どおりの応答) は98%以上となりました。これらの統計値は、中国だけでなく、世界のITアウトソーシング業界の比較においてもトップレベルのサービスを意味しています。
二年間のプロジェクトは2006年1月に完了しました。クライアントのよりコスト効率の高いソリューションへの期待は完全に達成されたため、このパートナーシップは現在進行中の3年間の新しいプロジェクトに発展しています。既にインドのベンダーの入札価格を20%下回るプロポーザルにより、hiSoftではクライアントの旧ベンダーの予算をほぼ半減することができました。
最後に、hiSoftはグローバルなデリバリー基準を満たすサービスの提供により、バリューチェーンの向上に成功し、中国をベースとする技術アウトソーシングの急速な進展において新たな足跡を印しました。